この小説が大好きだけど、

多分その記憶もどんどん薄れて行ってしまうと思います。

 

 

 

 

住野よるさんは、こんな小説も書けるのか。

そのように驚きました。

作者初の長編恋愛小説と大々的に宣伝されていました。

その謳い文句に違わず、どこまでも純粋な恋愛が

描かれているように感じました。

正直、ノイズとか二人の世界観についての

考察はあまりしたくありませんし、

他人が書いた考察も読みたいとはあまり思いません。

どうすれば、この小説の良さを伝えられるだろうか。

そんなことに力を注ぎたいですね。

 

 

 

そもそも、目と爪しか見えない相手を愛せるか?

そのような問題もありましたが、この小説は

それを軽く飛び越えてしきました。

見た目がわからないのに、愛を育んでいく二人は

どこか愛おしく感じましたね。

 

 

 

誰も望まないアンコール

初恋は実らない。

よく言われることです。

実るって何でしょうね?

どうなったら、実るってことなんでしょうね?

結婚したら実ったことになるのでしょうか?

生涯添い遂げたら、実ったことになるのでしょうか?

私にはわかりません。

初恋が実らないと言われる原因は、

初恋はその字の通り、初めてであるから

恋愛経験が浅く、様々な壁に対する対処が

わからないがゆえに、失敗や失恋で終わってしまう。

そのように思いました。

  

 

初恋は結局、チカを傷つけて終わってしまいました。

その初恋をずっと引きずって、生きていきます。

忘れられない恋愛というのは、多くの人にあると思います。

忘れなくていい。

新しい感情に名前を付けて、少しずつ

前に進んでいけば良い。

最後まで読んで、住野よるさんからの

そんな温かなメッセージを感じました。

 

 

 

君の膵臓をたべたい。

衝撃的なタイトルと、それに相反するような

爽やかな青春ストーリーで一躍時の人になった住野よるさん。

彼の小説を読んで、気持ちを揺さぶられた人も多いと思います。

私も麦三歩シリーズ以外は読みました。

青春小説を多く書いていますね。

私には青春なんてありませんでした。

だからこそ、青春を摂取するために

こういった小説を読むのです。

忘れ物を取りに行く感覚ですね。

 

 

 

既に書きましたが、この小説のトリックや、明かされていない点は

暴きたくないです。

二人の閉じた世界を大事にしたいです。

誰も望まないアンコール編に入るまで、

二人の恋愛にはあまり他人は介入してきませんでした。

二人だけで育てていく愛を

見守っていくのが楽しかったです。

人によってはバッドエンドだと感じる方もいるかもしれません。

結ばれなかったから、実らなかったから。

ですが、忘れられない恋愛になったということは、

なにものにも代えがたい、豊かな経験だと思います。

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