この記事には、あなたの命の価値に関するネタバレが含まれます。

未プレイの方はご注意。

 

 

 

 

 

 

noteの方で主人公である勇気にもボイスが付くと、発表しました。

そして、サプライズは2つあると書きました。

ボイスが付く役は12です。

12……?

勇気

夏美

智恵理

沙希

由紀

広司

佳奈

リリィ

優美

10しかない……。

声の付く新キャラはいません。

 

 

 

 

 

 

回想シーンの勇気と元、幼少期にもボイスが付きます!!

こちらは、声変わり前の少年ボイスが必要なので、

女性の声優さんに頼んであります。

こういうところで妥協したくなかったので、

今回頼むことにしました。

というわけで、サプライズは以上で終わりです。

完成を楽しみにしていてください!

気持ちが変われば、世界の見え方も変わる。

そんな作品でした。

 

 

 

 

 

~あらすじ~

樋渡(ひわたり)あおは突然降りかかった脳の病気で、入院するものの

手術によって一命を取り留める。

しかし全快には至らず、手術以前の記憶を失ってしまった。

日常生活に支障は無いものの、大切な親友や母親とぎこちない関係に苦しむ日々。

そんなある日、ふと思い立って登った景色の良い場所で

どこか不思議な少年、颯(そう)と出会う。

颯との出会いをきっかけに、あおの生き方は

少しずつ変わり始める。

 

 

 

 

 

というような内容です。

荒削りなところも多いですが、親友や母親との

関係性を修復したり、新しくスタートするために

あおが勇気を振り絞って、一歩踏み出す様は

見ていて感動を覚えました。

また、出てくる登場人物は全員いい人です。

母親。

親友である小雪。

颯。

全員があおのために尽くしてくれます。

あおが記憶を失う前の描写はそれほど多くありませんが、

彼女が明るく周りを暖かくしていたことはうかがえますね。

ただ、全員いい人過ぎて

リアリティを求める人や、人間の暗い部分が好き、

という人にはおすすめできない作品です。

優しい世界で、優しい物語を読みたい

という人にはうってつけでしょう。

 

 

 

そのときの気持ちで、世界や景色の見え方が違う。

希望を持っていれば、世界は明るく綺麗に見える。

だから、どんなときも希望を捨てずに世界を見よう。

そんなメッセージを受け取りました。

昨今、流行している病気のせいで、

どうも日本全体及び、世界全体がギスギスしているように感じますね。

あなたの周りを暖かくするのも、ギスギスした冷たい世界にするのも

あなたの気持ち次第です。

不機嫌は最大の罪である、そんな格言もあります。

どうせなら、機嫌良く世界を明るいものにしたいですね。

 

 

 

この作品で、一番好きなのは親友の小雪です。

親友っていいですね。

私も親友ほしいです。

記憶を失った親友に、寄り添い続ける。

こんなこと、普通はできませんね。

 

 

 

気になった点としては、

あおの父親が影も形も出てこないんですよね。

離婚したとか一切情報が出てこず、何か伏線かと思いきや

そういうのは一切ありませんでした。

 

 

 

気になった点も書きましたし、荒削りという表現もしましたが、

なかなか楽しめましたし、感動もしました。

世界の見え方ということを書きましたが、

世界には周りの人間関係も含まれます。

あなたの気の持ちようで、いい人にも悪い人にもなります。

だったら、周りの人との関係性を見直し、

他人のいいところを見つめたいですね。

この小説が大好きだけど、

多分その記憶もどんどん薄れて行ってしまうと思います。

 

 

 

 

住野よるさんは、こんな小説も書けるのか。

そのように驚きました。

作者初の長編恋愛小説と大々的に宣伝されていました。

その謳い文句に違わず、どこまでも純粋な恋愛が

描かれているように感じました。

正直、ノイズとか二人の世界観についての

考察はあまりしたくありませんし、

他人が書いた考察も読みたいとはあまり思いません。

どうすれば、この小説の良さを伝えられるだろうか。

そんなことに力を注ぎたいですね。

 

 

 

そもそも、目と爪しか見えない相手を愛せるか?

そのような問題もありましたが、この小説は

それを軽く飛び越えてしきました。

見た目がわからないのに、愛を育んでいく二人は

どこか愛おしく感じましたね。

 

 

 

誰も望まないアンコール

初恋は実らない。

よく言われることです。

実るって何でしょうね?

どうなったら、実るってことなんでしょうね?

結婚したら実ったことになるのでしょうか?

生涯添い遂げたら、実ったことになるのでしょうか?

私にはわかりません。

初恋が実らないと言われる原因は、

初恋はその字の通り、初めてであるから

恋愛経験が浅く、様々な壁に対する対処が

わからないがゆえに、失敗や失恋で終わってしまう。

そのように思いました。

  

 

初恋は結局、チカを傷つけて終わってしまいました。

その初恋をずっと引きずって、生きていきます。

忘れられない恋愛というのは、多くの人にあると思います。

忘れなくていい。

新しい感情に名前を付けて、少しずつ

前に進んでいけば良い。

最後まで読んで、住野よるさんからの

そんな温かなメッセージを感じました。

 

 

 

君の膵臓をたべたい。

衝撃的なタイトルと、それに相反するような

爽やかな青春ストーリーで一躍時の人になった住野よるさん。

彼の小説を読んで、気持ちを揺さぶられた人も多いと思います。

私も麦三歩シリーズ以外は読みました。

青春小説を多く書いていますね。

私には青春なんてありませんでした。

だからこそ、青春を摂取するために

こういった小説を読むのです。

忘れ物を取りに行く感覚ですね。

 

 

 

既に書きましたが、この小説のトリックや、明かされていない点は

暴きたくないです。

二人の閉じた世界を大事にしたいです。

誰も望まないアンコール編に入るまで、

二人の恋愛にはあまり他人は介入してきませんでした。

二人だけで育てていく愛を

見守っていくのが楽しかったです。

人によってはバッドエンドだと感じる方もいるかもしれません。

結ばれなかったから、実らなかったから。

ですが、忘れられない恋愛になったということは、

なにものにも代えがたい、豊かな経験だと思います。