あらすじ
吉乃と穂高、二人がお互いの
関係性や愛について
語り合う。
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グラシアスさんは精力的に
活動されていて、
この作品は特に読みたいと
思っていたので、
読みました。
なんだか、読んでいて
泣きそうになりました。
吉乃も穂高も(戸籍上の)性別は
多分、男性なのでしょう。
そして二人は付き合っています。
セックスもしたのでしょう。
世間ではゲイに分類されます。
そして二人はお互いに、この関係性や
自分の性的指向など、性に
関することで悩んでいます。
最終的には穂高は「吉乃という人間」が好き。
吉乃は「穂高という人間」が好き。
というところに着地します。
上で書きましたが、
泣きそうになったのは
二人が悩みながらも、お互いを
大切に思っていて
自分たちの生き方や「好き」という
気持ちを自分たちで決めたことに
感動を覚えたのです。
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性に関することは、デリケートです。
だというのに、無遠慮に
踏み込んできて
他人を勝手に型にはめたり、
型から外れている人や
型にはまろうとしない人を
ののしる人もいます。
いつしか、型というもの自体が
なくなれば
生きやすい人も増えるように思いました。
ハッピーエンドに殺されない