あらすじ
クラスメイトの鈴木陽太と
山田月子は、共にいじめられっ子。
ある日二人は、屋上でぶつかり
入れ替わってしまう。
現実離れした現象に戸惑いつつも、
二人は協力していく。
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いじめっ子に立ち向かうシーンが、
すごく熱かったです。
しかし解決の方法としては、
強引なものがありました。
もう少し、何か方法が
あったのではないかと思いました。
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入れ替わって、相手の本音や
傷に気付くというのは上手だと思いました。
陽太も月子も、自分の痛みや
傷には鈍感です。
だからこそ、誰か別の人の感覚が
入ることで世界が広まったと思います。
いじめられていると、視野が
狭くなってしまいがちで、
周りに気を配る余裕がありません。
この物語では、いじめられっ子にも
周りに大切な人がいる、
ということを伝えたいのだと
思います。
そして、自分で手を伸ばすことの
大切さも、訴えているように思います。
ひとりぼっちの勇者たち (スターツ出版文庫)